設備保全:機械設備のオイルエレメント交換の必要性について
なぜ定期的にオイルエレメント交換する必要?
ダイカストの生産では、いかなる最適な鋳造条件を維持するのかは、エンジニアにとって大きな課題です。鋳造条件における良好な金型の設計はもちろん、適切な溶湯温度管理など以外、ダイカストマシンの動作状況がスムーズかどうかは、製品の品質にも影響します。
もし、ダイカストマシは定期的にオイルエレメントや作動油を交換しないと、作動油の劣化によって配管内部の腐食やシールの摩耗カスが混入してしまい、作動する際にリークや摺動の障害になってしまいます。もし、対策を取らないまま放置すると、需要な動作精度に満たないや故障を引き起こすほか、鋳造欠陥の原因になってしまいます。
定期的にオイルエレメントの交換を行うと、作動油を最適な状態を維持でき、需要な動作精度に満たす以外、より簡単に最適な鋳造条件の達成と維持ができます。通常、ダイカストマシンのオイルエレメントの交換は 6ヶ月が目安です。ただ、マシンが24時間連続して稼働する場合は 3ヶ月が目安です。
オイルエレメント交換タイミング
一般、オイルエレメントの交換タイミングは作動油のpH値(Potential Hydrogen)、色相(hue)、粘度(Viscosity)…などで分析できる以外、使用中のオイルエレメントの外観からダイカストマシンの状態を大まかに分析できます。下記の内容はトリプルアール株式会社(Triple R Co.,Ltd.)が生産されたオイルエレメントで、外観からオイルエレメントを交換するか、メンテナンスをするかを分析できる方法を紹介いたします。
- 正常状態
表面に塵埃、パッキングカス等の汚染物が捕捉されている。- 対策方法
表面に塵埃や、パッキングカスや、若干の金属粉がみられる場合は、機械及び油ともに正常な状態と判断できます。
色相が黒色か褐色の場合は、劣化の進行が懸念されますので、pH値を調べてください。 - 表面状態
引用自Triple R Co.,Ltd.
- 対策方法
- 構成部品の摩耗
表面に多量の金属粉が捕捉されている場合。- 対策方法
表面に多量の金属粉がある場合、その金属と同じ構成部品の摩耗が考えられます。
早急に使用箇所の調査をお薦め致します。 - 表面状態
引用自Triple R Co.,Ltd.
- 対策方法
- 水分混入
表面が激しく変形し、指で押すと触感が柔らかい。- 対策方法
作動油に多量の水分混入が考えられます。
水分混入の原因を調査し、早急に水分除去または油交換をお勧め致します。 - 表面状態
引用自Triple R Co.,Ltd.
- 対策方法
- 捕捉限界
於濾芯表面可觀察到龜裂情形。- 対策方法
表面に激しい変形がないが割れがある場合、汚染物捕捉限界に達しています。
オイルエレメント交換期間の短縮や、不織布を上部に装着して利用しください。 - 表面状態
引用自Triple R Co.,Ltd.
- 対策方法
- 作動油酸化劣化
表面に粘着質の汚染物がある場合。- 対策方法
黒色や褐色粘着質汚染物や茶褐色粉体の汚染物が多量に捕捉されている場合は、著しい酸化劣化が考えられます。
作動油交換またはオイルエレメント交換期間の短縮をお勧め致します。 - 表面状態
引用自Triple R Co.,Ltd.
- 対策方法
- 参考情報
トリプルアール株式会社
オイルエレメントのろ過効果の比較
実際、オイルエレメントで作動油をろ過すると、どのようになるのかを下記の内容をご参照ください。
- ゴミの除去
(左)NAS* 12 over → (右)NAS* 5
(* NAS, National Aerospace Standard 1638:2001.作動油の清浄度の国際基準です)
引用自Triple R Co.,Ltd. - 水分の吸着
(左)ろ過前:水分0.1% → (右)ろ過後:水分0.02%
引用自Triple R Co.,Ltd. - 酸化劣化生成物の除去
(左)ろ過前 → (右)ろ過後
引用自Triple R Co.,Ltd.
以上の説明、機械設備のオイルエレメント交換の必要性について、理解できたのではないかと思います。もし、工場内の機械設備が作動する際にスムーズではないなら、早めに作動油の状態を検査し、オイルエレメントを交換するかどうかを確認します。もし、オイルエレメントをお買い求めになる方は、気軽に弊社に問い合わせてください!!!








